『機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア』を見て
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア』を見た感想を簡単に。
第2話「哀しみのアルテイシア」はキャスバルとアルテイシアが地球に逃れ、キャスバルが出奔するまでのお話。
1stからずっとガンダムを見てきた人にとってオープニングで「人口の大地」が流れたら、そりゃぁテンションあがるに決まっています。ギレンとキシリアの会話では「血塗られたザビ家」が流れるし。
『0083』 と『MS IGLOO』 が好きな私なので、今西監督の気合が入ったモビルワーカーのテストシーンは見ているこちらもついつい力が入ってしまう。
ただ、キャスバルが病んでいく、やさぐれていくまでの心理描写が少なくて、出奔に至るまでが繋がりにくい感じがしたかなぁ。
その出奔するキャスバルを追いかけるアルテイシアの「兄さ〜ん!キャスバル兄さ〜ん!どうして行っちゃうの〜!?」のセリフが『めぐりあい宇宙』とちょっと違っていて、細かいツッコミがつい入っちゃう。脚本が違うのだから違ってくるのは当然なんでしょうけど。
それとバックに流れるのが「オデッサの激戦」じゃなくて服部隆之さんの違う曲が良かったなぁ。キャスバルの悲しみと固い決意が感じられるような曲。「オデッサの激戦」ではおどろおどろしくて不穏な感じがしすぎます。まぁ、エドワウからシャアを名乗るようになる手段は酷い手口なので、不穏も不穏ですけどね。
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さて、クラブ エデンで行われたプレミアム上映会での喜山さんと沢城さんの話によると、ドズル閣下の「ぬんっ」はアドリブだそう。ドズル閣下は第3話でもお笑い担当になるのでしょうか。
安彦先生曰く次回は「ボーイズラブ」だそうなので、36年間「シャアガル、シャアガル」と言ってきたお姉さま方は大いに期待できそうですね。