『Cut』2007年11月号を読んで その1

『Cut』2007年11月号を読んで その1

『THE ORIGIN』のララァや、『C.D.A.』のシャアの回想シーンに出てくるララァは可愛くて好きですが、昔はララァが好きになれませんでした。

NT(ニュータイプ)として超越したところに人間味が感じられないと言いますか、そういう事だと思っていたのですが・・・

『Cut』11月号 にある富野監督のインタビューを読んで、理解しました。

『できることなら両方の男とセックスしたい!できたら前と後ろからやって!私はそれのほうがいいのよね』っていう強欲なところは、はっきり持ってるっていうことだけは想定しました。

これだ。

子供だった私には、ララァが「女」でありすぎるから好きになれなかったのでしょう。

「ゾロゾロした格好」、あれ?「ズルズル」だっけ?な、ララァを見たキシリア様が眉を潜めるのと一緒。

ピキピキキーーーン☆と、画面から富野監督のイメージを感じとっていたのかもしれません。

同じように「女」でありすぎたレコアさんも好きになれませんでした。ハマーン様やナナイは好きなのに。

子供の頃特に気にも止めていなかったシーンも、キャラクターへの思い入れが変われば気に留めて見るようになるようです。

テキサスコロニーで、馬車に乗っている時にアムロを感じて言うセリフ。

「大佐が私の心を触ったような、優しい感じ」

ああ、そうか、そうか。シャアは優しいか。うん。