『Cut』2007年11月号を読んで その2

『Cut』2007年11月号を読んで その2

一部のガンオタからは、「女はガンダムを見るな」などといった声が聞こえてきます。

そういう人たちは、『W』や『SEED』、『00』が腐女子向けと言われてたり、腐女子に人気があるのが気に入らないのでしょう。

しかし思えば、『ガンダム』は最初から女の子に人気があった腐女子向け。

『Cut』11月号 にもありますが、雑誌やTVなどでガンダムの特集がくまれるといつも出てくるのが「放送当時人気があったのは、女子中学生。男の子に人気が出て来たのは放送終了間近からで、ガンプラが出て人気に火がついた」という話。

そういえば小学生のとき、クラスでは男の子より女の子の方が「ガンダム」「ガンダム」と言っていたように思います。「ガルマがイイ」とか「アムロが可愛い」とか。「シャアが好き」と言っていたのは私ぐらいだったような・・・

女性は基本的に、キャラ萌え、ストーリー萌えですから、ガルマとイセリナのエピソードに喰い付くのは当然でしょう。

その他にも、ミライとブライト、カムラン、スレッガーのエピソードなど、女の子が好きそうな話が出てきます。

シャア(キャスバル)とセイラ(アルティシア)の、生き別れの兄・妹云々も、70年代少女漫画によくあるパターン。

安彦先生がシャアとガルマを同性愛関係にある設定にしようとしたら、富野監督が「可哀想」と却下したという話があります。ソースは忘れましたが。

だから『THE ORIGIN』では、士官学校時代の二人のエピソードで、それを匂わすシーンを描いたんだとガンオタの間では言われています。

だいたい『ガンダム』が「男の子向け」なら、シャアのシャワーシーンを描く必要がありますか?

例えば、コーヒーを飲んでちょっと休憩しているところでも良いはずです。

ほら、そうやって考えたらやっぱり『ガンダム』は腐女子向けですよ。

「ガンダムが無ければ、私の腐女子への目覚めは無かった」わけですし。

今に始まったことではないのですから美少年ばかり出てきたって良いじゃないと思いますし、それをとやかく言うなと言いたい。

あ、だからといって、『SEED』と『SEED DESTINY』、『00』がOKかと言えば、それはまた別の話。

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