うちのヴィッツの剛性パーツをちょっと晒してみる
フロントのショック(左)の付け根部分
リアのショック(右)の付け根部分
シート下(助手席側)部分
* * *
うちの二代目ヴィッツ(NCP91)のTRD スポーツ M。この車のファーストインプレッションは「腰高感があって恐い」でした。
私の初代ヴィッツ(SCP10) TRD MSB(モータースポーツベースの略。ダッシュボード貫通のロールバーとサベルトの4点式シートベルトが標準装備のモータースポーツ用車両として販売されていたカタログモデル)にはバネレートは低いとはいえGABの減衰力調整式の車高調が入り、夫のサバンナ RX-7(FC3S)にはHKSの減衰力調整式の車高調が入っていました。
この二代目ヴィッツにはTRD製のものが入っているとはいえ、所詮カタログモデル。それらを基準にすれば足は動かない。そりゃぁ、腰高感があると感じるのも当たり前です。
「自分には合わないから」と夫の弟くんからのお下がりのナルディ製のステアリング、ヨコハマ製のホイールと、ブレーキパッドはジムカーナで使われるような低、中温域から効いてくるようなもの使用していました。それ以外はずっとカタログそのままだったのが、この度、前後左右のショックの付け根、シートの下、エンジン下、前後バンパーの内側と順番にワンオフで作られた剛性パーツが取り付けられていきました。
そしてただ今、車高調を作ってもらっているところです。(これもワンオフ)
何もしないって言っていたのに。
FCは夫(元トヨタ系ディーラーのメカニック)がサーキット、ドリフト走行の為にエンジンをいじって300馬力以上にし、ボディの剛性力をかなりアップさせていたもので遊んでいたため、このヴィッツは「街乗り、買い物用だし。所詮ヴィッツだし」と何もしない宣言をしていたのですが、この夏に袖ヶ浦で開催されたエコ耐久レースに友人たちと参加したのが悪かった。
他の参加車両はサーキット走行用に作ってあるのに、うちはブレーキパッドをサーキット用に替えただけのノーマル車両でした。そのため「もっと走れるのに」と火がついてしまったようです。
各パーツは夫が若い頃からお世話になっているショップ、モータースポーツガレージ アクティブさんで作られたものです。夫曰く「遊びに行ったら勝手に取り付けられた」との事。聞くところによると、西日本方面でヴィッツにてレースを行っている方の試作品としてうちのヴィッツに取り付けられているらしく、「そのうち雑誌に載って市販化されるんじゃない」だそう。
FCの時も剛性パーツが一つひとつ取り付けられる度に、私には手に負えない、訳の分からない車になっていったのですが、このヴィッツもそうなりそうな予感。
ショックの付け根に取り付けられた時は今ひとつピンとこなかったのですが、シート下に取り付けられた剛性パーツでは、助手席に座っていてもはっきり分かりました。
コーナー立ち上がりがドアンダーだったのに対してオーバーステア。
FFなのに4WSのような動きです。
TRD製のデフが入っているため、私がよく「デフデフ感がある」と言っていた、FFの「一所懸命頑張って曲がっていますっ」といったところがまったくありません。
むしろ曲がりすぎるぐらい。
エンジン下、前後バンパーの中と順番に入っていき、ドノーマル、ドアンダー基準の私の運転ではステアリングの戻しが遅いようで、早くこのセッティングに慣れないといけません。
ボディ剛性がある程度決まったので、さて次の段階ということで足をしっかり決める(サーキット走行に合わせたものを作成)となった次第。
足がしっかりしたら、ファーストインプレッションにあった腰高感、足が動かないというのもなくなることでしょう。
それにしても、
いやぁ、何も考えないで車の性能で曲がれるって楽チンね!
ただし腕は上がらないけどね!
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